フォトンサイエンスの世界拠点を東京大学に形成することを目指すと同時に、産業界との連携も進め、基礎研究の成果を活用した技術を社会に波及浸透させることを目指します
Recent Activities
- 受賞(2025.6)井手口研究室・福島誠人さん(Biophotonics Summer SchoolでBest Paper Award -Runner up受賞)
- プレスリリース(2025.6)カーボンコートモスアイ構造による超広帯域な完全吸収体 ―テラヘルツから深紫外までの領域で98%以上の吸収率を実現―
- OPIE’25出展・第8回TACMIコンソーシアムシンポジウム (2025/4/23)
- 受賞(2025.2)井手口研究室・正信誠さん(第6回超高速光エレクトロニクス研究会優秀ポスター賞)
- プレスリリース(2024.10)次世代半導体製造向けの極微細穴あけ加工を実現 ―業種横断の協働拠点で先端半導体をけん引―
Events
- Seminar (May 21, 2025): Prof. Andreas Zumbusch (University of Konstanz)
- セミナー(2025/5/19): 西田 純 氏 (分子科学研究所 メゾスコピック計測研究センター 広帯域相関計測解析研究部門 助教)
- Seminar (April 23,2025): Assoc. Prof. Kasper Van Gasse (Ghent University)
- セミナー (2025/4/15):田中嘉人氏(北海道大学 電子科学研究所 教授)
- Seminar (April 11,2025):Prof. Ido Kaminer (Electrical and Computer Engineering, Technion – Israel Institute of Technology)
フォトンサイエンス
研究機構について
レーザーの発明を契機として、光科学はめざましい発展を続けています。とくに近年のレーザー光源技術の進歩により、コヒーレント光(波の位相がよくそろった光)の波長領域はテラヘルツ(波長:約0.3 mm)から軟エックス線(波長:約2 nm)の領域に広がっています。これらは基礎科学のあらゆる分野で、最先端研究を牽引するツールを生み出すと共に、社会を支える基盤技術をも生み出しています。理学系研究科附属フォトンサイエンス研究機構は、この最先端光科学を通して、既存の学術分野を横断する融合科学を創ることを目的とし、2013年10月に発足しました。学内の最先端研究を連携させながら、国内外の諸機関とも連携し、フォトンサイエンスの世界拠点を東京大学に形成することを目指すと同時に、産業界との連携も進め、基礎研究の成果を活用した技術を社会に波及浸透させたいと考えています。これによって、真理を探究する基礎科学の活動が、人類社会の課題を解決し、さらに社会の変革をもたらすイノベーション創出につながるものであることを示し、基礎科学の新たな役割を社会に発信していきます。