ACTIVITIES お知らせ イベント活動 主な成果 臓器透明化技術 LUCID 一覧 臓器透明化技術は、検体(標本)を特定試薬に浸すことにより臓器を透明化するもので、切片標本を作ることなく標本内部を観察することが出来ます。これにより、癌や病原体を早期且つ確実に見つけ出すことが可能になります。 臓器が不透明に見えるのは,臓器の細胞を構成している細胞核や細胞膜と生体液の屈折率が異なるため,すりガラスのように光が散乱してしまうからです。不透明のため、臓器の内部は観察することは出来ません。これを解決するため、生体液を細胞組織と同じ屈折率にして散乱を抑制したものが透明化液です。透明化液を生体液と置換します。 従来の透明化液は、有機溶媒や脱脂成分などを用いていますが,観察したい生体成分の喪失は避けられず詳細な解析も不可能でした。さらに透明化までに長期間(2週間)を必要としたり,組織崩壊のため透明標本を長期保存できない等の問題も抱えていました。 LUCID は上記の課題を解決するもので,臓器を漬けるだけで短時間(組織の大きさにもよるが24時間以内)で安全に臓器を透明化でき,しかも長期にわたり臓器の形態とたんぱく質機能を保持することができます。LUCIDは臓器本来の成分(色)を保持できるため,血液のヘモグロビン鉄による赤色もそのまま観察できます。 LUCID専用液は、東京大学発のベンチャー企業であるフォトンテックイノベーションズ(株)https://www.photontech-innov.com/にて販売しています。 ※ iILUmination of Cleared organs to IDentify target molecules PAGE TOPへ戻る